ByteDanceのAI売上40億ドルは投資額の6分の1——収益化のために選んだのが「組織再編」だった意味
ByteDanceのAI関連売上が約40億ドルに達した一方、2026年の資本支出は2,000億元超。同社が同時に発表したのは新モデルではなく、グループウェアLarkの製品チームをDoubaoに統合する組織再編だった。この判断が開発会社の事業判断に何を示すかを読む。
マイクロソフトのAI投資だけが好感された理由——「capex据え置き×Azure43%成長」を開発会社の投資判断に翻訳する
グーグルもメタも成長を出しながら株価を下げた四半期に、マイクロソフトだけが8%上昇した。差は投資額ではなく「見通しを増額しないまま成果を伸ばした」点にある。決算の数字を、開発会社が自社のAI投資をどう説明すべきかという実務の話に翻訳する。
日経225企業の87%がAIエージェントを活用——「組織の再設計」が本丸なら、開発会社の受注ポイントは移動する
日本マイクロソフトが「日経225企業の87%がAIエージェントを活用」と発表。組織要因67%・個人要因32%というデータの意味と、市民開発で1000体作った後に誰が保守・停止するのかという運用課題、そしてSIer・開発会社の受注ポイントがどこへ移るかを、エージェントを受託で作る側の視点で読む。
OracleがGeminiをERP・HCMに統合——AIの主導権が「モデル」から「業務の入口」へ移った
OracleがGoogle Geminiを Fusion Applications・NetSuite などに統合すると発表。注目すべきはモデル選定ではなく、AIを使う入口をERPベンダーが押さえに来た構造である。受託開発・SIerに残る付加価値と、ERP利用企業が今から確認すべきことを整理する。
社内RAG構築とは?費用の内訳と失敗しない進め方を発注側目線で解説
社内RAGの費用は、AIモデルの利用料ではなく「対象ドキュメントの整理」と「権限設計」に集中します。見積書の内訳の読み方、費用を左右する5つの要因、用途を1つに絞って進める手順を、発注側の意思決定目線で整理しました。
コード生成AIの選び方と実務での使い方|レビューが追いつかない問題をどう設計するか
コード生成AIの選定は、生成速度や無料枠ではなく「既存コードの文脈を読ませられるか」「レビュー可能な単位で止められるか」で判断します。3つの利用形態、選定の5観点、導入後に必ず起きるレビュー詰まりへの対処を、現役でコードを書く開発会社代表の視点で解説します。
AI議事録が定着しない4つの原因|ツール選定より先に決める運用設計
AI議事録ツールを導入しても使われなくなる原因は、精度ではなく運用設計の不在にあります。録音の開始責任・修正の担当・保管場所・同意取得という決めるべき項目と、選定時の機能要件チェックリストを実務目線で解説します。
ITC InfotechがGoogle Cloudと提携し「自社が最初の顧客」に——AIエージェント導入は社内の面倒な業務から始める
ITC InfotechがGoogle Cloudと提携し、Gemini Enterpriseを全社導入して自社を「customer zero」に据えると発表した。RFP起案・IT/HRチケット・請求書監査という地味な社内業務を選んだ意味を、受託開発とAIエージェント事業の現場から論じる。
NECが商談記録AIを1,000名規模で導入——営業のAI活用は「解析」ではなく「記録が残る状態」から始まる
ナレッジワークの商談記録AIをNECが1,000名規模で導入した事例を取り上げる。営業のAI活用で最初に解くべきはスコアリングや提言ではなく、CRM/SFAにデータが入らない問題である。受託開発とAIエージェント事業の現場から、実装の順番と自社で作る場合の難所を論じる。